ニュースリリース
メディア環境研究所「第2回定額制動画配信サービス市場構造調査」を実施―利用者は微増、デバイスは「テレビ」スクリーンへシフト、夜時間での利用シーンが圧倒的―
発信元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(本社:東京都港区、所長:吉川昌孝)は、「第2回定額制動画配信サービス市場構造調査」を実施しました。これは、第1回調査を実施した昨年10月以降、様々な定額制動画配信サービスの日本市場ローンチを経た後の、市場全体の構造変化を把握すべく、今年3月に行った調査です。
以下、調査で得られた主なファインディングスをご紹介します。
・定額制動画配信サービスの「利用者」と「利用意向者」を足し合わせた数値は前回調査の18.7%から20.9%となり、 「潜在利用者」は市場全体の約2割を占めるという大きな構造は変わらない。(図表1) サービスの利用者は20代~50代の女性において増加、利用意向者では10代女性の上昇率が高い。(図表2,図表3)
・サービスを利用するデバイスとして「テレビ」が34.7%から40.7%と増加し、「テレビ」スクリーンでの利用にシフトする動きがうまれている。(図表4)
・サービス全般の利用シーンとしては、「夜、家でくつろいでいる時」が80.7%「寝る前、ふとんに入ってから」が27.8%と、夜時間における利用が圧倒的となった。(図表5)
・定額制動画配信サービスに対する生活者の評価点として新たに「好きなシーンを何度でも繰り返し見られる」「同時に何作品も並行して見られる」「オリジナル作品の品質が高い」といった、実際のサービス利用者ならではの視点も台頭。(図表6)
・利用者で「動画サービスは、コマーシャル(広告)は入るが、無料がよい」と回答した比率は前回調査から若干増加し、4割を越えた。(図表7)
※「定額制動画配信サービス」とは、月額500~1000円程度の金額で、国内外の人気ドラマ、アニメ、映画などが見放題となるサービスで、テレビやパソコン、スマートフォンやタブレット端末など、機器を問わずに視聴ができます。