ニュースリリース
構造モデリングなどを用いて現場マーケッターの意思決定を支援する 新しい形のMMMサービス 「m-Quad」 提供開始
発信元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂DYホールディングス
株式会社アイズファクトリー
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:大森壽郎 以下 博報堂DYメディアパートナーズ)及び、株式会社博報堂DYホールディングス(本社:東京都港区 代表取締役社長:戸田裕一)、株式会社アイズファクトリー(本社:東京都千代田区 代表取締役:大場智康 以下 アイズファクトリー)の3社は、現場マーケッターの意思決定を支援するMMM(Marketing Mix Modeling)の新サービス「m-Quad」(エム クアッド)の提供を開始いたします。
本サービスは、従来型のMMMサービスとは異なり、「構造型モデリングの活用」「より現場の感覚に近いモデルの構築」「マーケティング効果の変遷の把握」「継続的・現実的にクライアントを支援するプロジェクトチームの設置」などを通じ、クライアントのマーケッターの意思決定を支援いたします。
■ 新サービス「m-Quad」 4つの特徴 ■
①「構造型モデリング」という手法を使い、複雑なマーケティング環境を把握していきます。
「m-Quad」は、テレビや新聞などの広告効果だけではなく、店頭プロモーションや価格戦略、競合の動向などマーケティングに関わる様々な要素の複雑な関係が表現できる構造型モデリングを採用しています。従来のマーケティング効果分析の多くは、それぞれの要素が、直接「売上」などの目的変数に関係するモデルでしたが、「m-Quad」 は、「構造型モデリング」を採用することで、要素間の複雑な関係を表現し、マーケティング環境をより正確に把握いたします。
②「ベイズ推定」という統計手法を導入することにより、より現場の感覚に近いモデルを構築します。
最近、マーケティングの分野でも活用機会が増加している「ベイズ推定」を階層化や逐次化など課題に対し適切に導入することで、観測されたデータのみに頼るのではなく、セールス現場の感覚的な要素や判断も織り込みながら、より現実的なモデルを構築していきます。
③「状態空間モデル」という手法を活用することで、マーケティング効果の変遷を把握することが可能です。
また季節や競合の動向、ブランドの成長や衰退など、経時的に変化するマーケティングの効果指標を「状態空間モデル」という手法でビビッドに把握していきます。これにより、中長期の視点をもってマーケティング効果を計測していきます。
④プロジェクトチームを設置し、継続的・現実的な視点でクライアントのマーケッターを支援します。
マーケティングを得意とする博報堂DYグループと、高度な統計解析を専門とするアイズファクトリーが提携し、プロジェクトチームを設置いたします。このチーム中心に上記の手法を活用し、従来のMMMサービスのような「プロジェクト発足時の“1回限りの分析・モデリング・提案”」で終わるのではなく、「継続的にクライアントと課題を発見・共有する仕組み構築」を行い、「状況に合わせた分析とそれに基づいた具体的な施策の提案を、継続的に実施していきます。
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今回の発表にあたり、株式会社アイズファクトリー様よりエンドースメントを頂戴しております。
ビッグデータの取り組みが進展する中で、マーケティング分野へのデータ活用は、各企業での重点的な取り組みテーマの一つと言えます。
従来型のマーケティング・ミックス・モデリング(以下、MMM)では、分析に必要なデータの収集・整備が大変だったり、モデリング結果の解釈が難しく現場のマーケッターが実務に活用するのが難しいといった課題がありました。
博報堂 DY グループは、多岐にわたる豊富な生活者データを収集・活用し、生活者発想で培われてきたマーケティングに関する豊富な知見と対応力を有しています。今回リリースした次世代型 MMM サービス「m-Quad」は、これらのマーケティング実績を活用し、最新技術を含めた先進的な視点を積極的に取り込むことで、従来型 MMM の課題を解決するサービスとなっています。
「m-Quad」により、マーケティングの知見・経験を汲み取ったモデル構築が可能で、各種の広告活動、店頭販促、季節性、価格等の環境変化がブランドの販売にどの程度インパクトを及ぼすかが視覚化されるサービスは、お客様の課題解決に貢献できると確信しております。
株式会社アイズファクトリー
代表取締役 大場 智康
専務取締役 岩崎 哲
情報エンジニアリング部長 筒井 直人
(関連情報) m-Quad 商品紹介ページ