働くママのネットワークを拡げ、ママの力を日本の未来の幸せにつなげる
「博報堂リーママプロジェクト™」
~博報堂DYグループ「CSRレポート2016」より~
博報堂リーママ プロジェクト™は、働くママ(サラリーマンママ=リーママ)の力を社会に還元し、未来の幸せに繋げていきたいという想いのもと、社内ママメンバーにより、博報堂の企業内大学「HAKUHODO UNIV.」の活動として2012年4月に発足しました。
閉塞感漂う現代において、日本経済成長の鍵のひとつに、女性の労働人口が増えることが挙げられています。しかしながら、結婚、出産した女性の継続就業や再就職を阻む「ガラスの天井」が厚い日本社会では、労働人口のM字カーブは依然改善されないままです。
当プロジェクトは働くママのネットワークを拡げるソーシャルアクションを推進し、働くママが笑顔でイキイキと活躍できる社会を実現し、ママたちの力を社会に還元することで日本全体をも元気にすることを目指しています。
日々以下のような、働くママを繋げるソーシャルアクションを推進中です。
~ランチケーション~
現在、働くママのランチタイムを活用した交流会『ランチケーション』を推進し、働くママのネットワークを形成しています。
サラリーマン社会のいわゆる「飲みニケーション」をヒントに、リーママ的交流の在り方として、「ランチケーション」の発案にいたりました。
業種を超えた働くママ同志の交流が、孤軍奮闘し働くママに元気を与え、仕事や育児、家事へのモチベーションをあげる糧となっています。また、働くママの前に立ちはだかる“子供の成長の壁”“仕事の壁”“家庭の壁”などの様々な壁を、楽しみながら乗り越えられる力にもなっています。ランチタイムでのたった1時間の交流会ですが、ランチケーションを重ねるたびに、その手ごたえを感じています。
~糧ことば~
毎回ランチケーションでは会の最後に“ママを元気づけてくれる言葉”を挙げ共有しています。友人や先輩ママ、家族、同僚、メディアの記事、見知らぬおばさん、タクシーの運転手まで、出会った言葉は様々。そんな言葉たちを『糧ことば』と名づけ、日本中の働くママに向けて発信しています。Facebookや書籍、2016年9月からは東京新聞の働くママとコラボし、読者の投稿による糧ことばを紙面とWEBで毎週紹介しています。これまで、500名以上のママとのランチケーションの他、自治体や企業と合同でランチケーションイベントを開催したり、セミナーやワークショップも実施しています。活動は東京都内が中心ですが、首都圏や関西などエリアを拡大しています。これからもさらにネットワークを拡げ、働くママが笑顔でイキイキと活躍できる社会を目指します。
プロフィール
森 真奈
第一計画管理局現業計画管理部
テレビや新聞の媒体社担当を経て3度目の育休からの職場復帰で管理部門へ。現場目線と母ちゃん目線で現業部門を支える立場に。プライベートでは9才・7才・4才の3児の母。家事分担は「できる方ができる時にやる」子供も「働かざる者食うべからず」。自身の糧ことばは「母乳以外は俺が勝っている」旦那の力強い言葉に心身ともに支えられ、日々業務に勤しんでいる。
<関連情報>
CSRレポート2016事例紹介VOL.1 支持を得て拡大し続ける「妊婦手帳」「育児手帳」
CSRレポート2016事例紹介VOL.2 障がい者スポーツに取り組む 世界車いすテニス国別対抗戦
CSRレポート2016事例紹介VOL.3 北海道銀行フォルティウスのマネジメントを通じて女性、母親へのエールを送る支援活動を
CSRレポート2016事例紹介VOL.4 和田毅選手のマネジメントを通じて社会貢献のすそ野を広げる
CSRレポート2016事例紹介VOL.5 ネットのルールやマナーを学ぶ「“けんさく”教室」
CSRレポート2016事例紹介VOL.6 赤坂の街をもっとキレイにするために「グリーンバード」