「スパイクス・アジア(Spikes Asia)2017」 最終日、DAY3のレポートは、博報堂DYメディアパートナーズ データドリブンビジネス開発センターの木田裕一朗からお届けします。
■”Catch the (Asian) Millennials!” — 博報堂DYグループ各社によるセミナーが開催
3日目は、Master of Creativity Stageにおいて、午前から各アワードの審査員長による講演が行われました。午後からは、博報堂DYグループより、博報堂生活総合研究所アセアンの帆刈氏・宮部氏、博報堂マレーシアの高市氏、博報堂インドネシアのAttamimi氏、博報堂バンコクのTheerapatsakul氏による、『Catch the (Asian) Millennials!』というセミナーを行いました。
セミナーでは、アジア地域におけるミレニアル世代について、80年代生まれと90年代生まれのギャップに着目し、それぞれを「Curating 80s」と「Converged 90s」と名付け、各世代の特徴についてプレゼンテーションを実施。特に、SNSを中心としたデジタルメディアの使い方の違いについて、80年代生まれはSNSにアップロードする際には、自分がどのように見えるかをよくチェックしてからアップロードを行うのに対し、90年代生まれは今自分が何をしているかなどのありのままの自分をアップロードする傾向にある、などの具体的なケーススタディを紹介しました。それぞれのミレニアル世代の特性を踏まえたクリエイティブの事例紹介を交えながら講演を行い、会場から拍手喝采を浴びました。
■全部門の受賞作品が発表! — 博報堂DYグループからは博報堂がEntertainment部門でGrand Prixを受賞
そして、19時からはマリーナベイ・サンズ内の会場で、「Spikes Asia Awards Show」が開催され、受賞作品の発表が一挙に行われました。
博報堂DYグループからは、博報堂による「GRAVITY CAT」(SONY INTERACTIVE ENTERTAINMENT)が、 Entertainment部門のGrand Prixを受賞しました。この他、博報堂DYグループは、12部門でGOLD SPIKES 3個、SILVER SPIKES 13個、BRONZE SPIKES 12個を受賞しました。
さらに、「Special Award」や「Young Spikes」の発表も行われ、博報堂インドネシアがCountry Agency of the Yearを受賞した他、Young SpikesのPR部門で博報堂の谷脇太郎・関谷拓巳チームがGOLDを獲得しています。
その他各部門のグランプリ作品はこちら。
■Creative Effectiveness■
DB BREWERIES/HEINEKEN「BREWTROLEUM」(COLENSO BBDO Auckland, NEW ZEALAND)
■Design■
AP (THAILAND)「THE UNUSUAL FOOTBALL FIELD PROJECT」(CJ WORX Bangkok, THAILAND)
■Digital■
TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA「MEET GRAHAM」(CLEMENGER BBDO MELBOURNE, AUSTRALIA)
■Digital Craft■
GOOGLE「THROUGH THE DARK」(R/GA SYDNEY, AUSTRALIA)
■Direct■
TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA「MEET GRAHAM」(CLEMENGER BBDO MELBOURNE, AUSTRALIA)
■Entertainment■
SONY INTERACTIVE ENTERTAINMENT INC.「GRAVITY CAT」(HAKUHODO INC. TOKYO, JAPAN)
■Film■
PEDIGREE「HARD MAN TO IMPRESS / SCARED / TREEHOUSE」(COLENSO BBDO, Auckland, NEW ZEALAND)
■Film Craft■
※該当作品無し
■Healthcare■
TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA「MEET GRAHAM」(CLEMENGER BBDO MELBOURNE, AUSTRALIA)
■Innovation■
TOYOTA「SMILE LOCK OUTLET」(DENTSU INC. TOKYO, JAPAN)
■Integrated■
ADIDAS「ADIDAS ODDS」(TAPROOT DENTSU, Mumbai, INDIA)
■Media■
UNIVERSITY OF MELBOURNE「MADE POSSIBLE BY MELBOURNE」(MCCANN MELBOURNE, AUSTRALIA)
■Mobile■
GOOGLE, LENOVO AND WWF「ARTS SCIENCE MUSEUM: INTO THE WILD」(MEDIAMONKS AMSTERDAM, THE NETHERLANDS)
■Music■
AIR NEW ZEALAND「SUMMER WONDERLAND」(HOST SYDNEY, AUSTRALIA)
■Outdoor■
AP (THAILAND)「THE UNUSUAL FOOTBALL FIELD PROJECT」(CJ WORX BANGKOK, THAILAND)
■PR■
TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA「MEET GRAHAM」(CLEMENGER BBDO MELBOURNE, AUSTRALIA)
■Print & Outdoor Craft■
SAGAWA SHOYU INC.「FLOUNDER FISH / OCTOPUS / LOTUS ROOT / MACKEREL / ONION / MUSHROOM / OKRA」(OGILVY & MATHER JAPAN Tokyo, JAPAN)
■Print & Publishing■
DKSH (THAILAND) LTD.「BUILD THE FUTURE 1」(OGILVY BANGKOK, THAILAND)
■Promo & Activation■
AP (THAILAND)「THE UNUSUAL FOOTBALL FIELD PROJECT」(CJ WORX BANGKOK, THAILAND)
■Radio■
THE STAR SYDNEY「SMARTWIG」(BASHFUL SYDNEY, AUSTRALIA)
■Spikes Asia 2017が閉幕
受賞作品の発表をもって、「スパイクス・アジア(Spikes Asia)2017」は閉幕しました。その後、アフターパーティが行われ、各国の参加者同士の交流が行われました。
以上で、スパイクス・アジアのデイリーレポートは終了です。お読みくださった皆様、ありがとうございました!
(注)受賞結果、セミナー内容等は現地速報をもとにしています。最新情報はスパイクスアジアの公式ホームページでご確認ください。
博報堂DYメディアパートナーズ データドリブンビジネス開発センター 木田 裕一朗
■関連情報
【2017.08.28】
【スパイクス・アジア2017】博報堂DYグループから3名が審査員に決定。 TBWA\HAKUHODOチーフクリエイティブオフィサーの佐藤カズーが、Music部門の審査委員長に。
【2017.09.28】
Spikes Asia(スパイクス・アジア)2017開幕!
【2017.09.29】
Spikes Asia 2017 2日目も注目のセミナーが多数開催中!
【2017.10.05】
博報堂グループ、および博報堂DYメディアパートナーズは スパイクス・アジア2017にてグランプリなど29の賞を受賞。 ― ヤング・スパイクスでも優勝 ―
【2017.10.26】
【スパイクス・アジア2017】―博報堂DYグループ審査員インタビュー(1)ミュージック部門 佐藤カズー
【2017.10.27】
【スパイクス・アジア2017】―博報堂DYグループ審査員インタビュー(2)アウトドア&ラジオ部門 三浦竜郎
【2017.10.30】
【スパイクス・アジア2017】―博報堂DYグループ審査員インタビュー(3)メディア部門 嶋田三四郎
【2017.11.10】
【スパイクス・アジア2017】―博報堂のスペシャリストたちが感じた!「カンヌとスパイクスからみえた広告業界のトレンド」
【2017.11.13】
【スパイクス・アジア2017】セミナーレポート―データ活用はまず、右脳から!