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またがり消費【またがりしょうひ】
「ファンのお金の使い道」に迫るべく、全国4000人にコンテンツ分野での利用状況、支出項目や支出額など、詳細にわたるオリジナル調査を実施した。対象ジャンルは「国内外のテレビのバラエティ・ドラマ」「アニメ・特撮」「マンガ・小説」「映画」「音楽」「ゲーム」「美術展・博覧会」「スポーツ」「特定のタレント・人物」の9つ。分析の結果、コンテンツ支出に意欲的な消費者の姿が浮かび上がった。
キーワードは「またがり消費」
①複数のコンテンツジャンルにまたがる
特定のジャンルに深く狭く入り込んだファンの姿を想定していたが、実態は逆。年間のコンテンツ利用は平均4.2ジャンルと広範囲にわたった。なお、支出額の合計は年間 7 万 4502 円(2010年)
②パッケージ、グッズ、イベント、動画配信など多様な項目にまたがる
従来のパッケージ消費だけでなく、ロケ地旅行・イベントなどのライブ体験型コンテンツ消費 まで 項目が多様化 している。
③有料・無料にまたがる
「ファン=お金を使う」と捉えがちだが、「ドラマ・バラエティ」、「アニメ・特撮」、「プロ野球」といったジャンルでは、ファンが無料で楽しむ傾向がみられた。