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スマートリッチ【すまーとりっち】
スマートリッチとは、商品やサービスを見極める確かな目を持ち、自分にとって何が必要かの価値基準を明確にもつ賢い生活者のことで、可処分所得が多く、購買力も高い。
博報堂DYメディアパートナーズは、70代にはスマートリッチが多いと捉えている。
70代の人生は日本経済の成長と重なる。彼らは幼少期に戦争を経験し、高度経済成長期に社会人となり、経済的にゆとりの出てきた40~50代でバブル期を迎えた。不動産や株などの投資経験を持つ人も多く、消費リテラシーが高いと考えられる。スマートリッチな70代の消費のキーワードは4つ。いまを楽しみたいから消費する「カケコミ消費」、量より質を重視する「ホンモノ消費」、自分の為にお金を使う「イケイケ消費」、お金の使い方にメリハリをつける「メリハリ消費」である。モノのない子ども時代を過ごしたこともあって消費の喜びを実感しているが、所有しているモノも多い為、消費意欲はモノよりコトにシフトしている。人生を楽しみたいと考える彼らの消費を活発化させるには「ワクワクのツボ」を刺激する必要があり、そのツボ探しが急務である。