ニュースリリース

博報堂DYメディアパートナーズ 2019年度入社式社長挨拶
NEWS RELEASE

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは4月1日(月)午前11時30分、東京都港区赤坂の本社に新卒採用者32名を迎え、矢嶋弘毅代表取締役社長以下、役員および部門長が出席し、2019年度の入社式を実施いたしました。
矢嶋社長が「新入社員への歓迎と激励」として述べた挨拶の要旨は、以下の通りです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

本日の皆さんは、3つの点で記念すべき日を迎えています。
はじめに、今朝から報道がにぎわっていますが、日本にとって大変記念すべき、新元号「令和」が発表されたということです。31年間続いてきた「平成」が終わり、まさに新しい日本の歴史が始まるタイミングです。
次に、会社が新しい目標に向かってスタートします。これは会社にとって記念すべきタイミングです。
そして、初めて社会人になる皆さんにとっても、入社式という人生の門出を迎えています。
こうした素晴らしいタイミングで、皆さんが社会人としての一歩を踏み出すことを、喜ばしく思います。

さて当社は、博報堂・大広・読売広告社の3社が経営統合し、博報堂DYグループが誕生した2003年に設立され、今年の12月で16年になります。設立当初よりテレビ・新聞・雑誌・ラジオ・アウトドアの、いわゆる、マスメディアのプラニングや取引を中心に成長してまいりました。
インターネットの普及、とりわけ大きな影響を与えているのが、スマートフォンサービスの拡大ですが、この期間に時代環境は大きく変わり、デジタル広告の取り扱いが飛躍的に伸びています。

この背景にあるのは、人類の歴史の中で4回目の産業革命といわれている「第四次産業革命」という非常に大きな時代の転換期にあるということです。これは、通信環境の圧倒的な変化によって引き起こされる産業構造全体の変化です。印刷技術の発明や放送の発明も大きな転機でしたが、通信環境の進化によってもメディア業界は大きく変わります。
2020年を目指して整備されている次世代通信規格の「5G(ファイブ・ジー)」が始まると、現在の100倍ともいわれる通信量により、情報伝達量が増え、遅延が極限まで減り、人・モノ・街など、その全てが通信インフラ上でつながる環境になります。生活者とあらゆるモノのインターフェースにはコンテンツが提供され、そこには広告が必要となります。
この第四次産業革命期は、私たちに厳しい試練を与える、いわばピンチでありますが、生活者のあらゆる空間に入り込み、ビジネスを拡大する、大いなるチャンスの時期でもあります。ピンチとチャンスが同時に存在する、大変面白い時代にあります。

ここにいる多くの方は、1996年頃に生まれた世代だと思います。
このタイミングは、日本のインターネット時代の幕開けとなった時でもあります。その後、PCでのインターネット、モバイルインターネット、アプリを通じたインターネットと、通信の進化によってデバイスが多様化し、多くのサービスが登場したことで、時代は大きく変わってまいりました。
皆さんは、インターネット時代の夜明けに生まれ、拡大とともに育った、正真正銘のデジタル・ネイティブです。これまでの経験や常識、価値観だけでは生き残れないこれからの時代を作っていくために、皆さんの持つ“感性やリテラシー”に、私は大いに期待をしているわけです。

今日は、私から皆さんに、いくつかアドバイスをします。参考にしてみてください。

1つ目は、「志や目標を持つ際に、目線は常に高く持つこと」です。自分が成長するためには、とても大事なことです。目標となる人、それは自分の上司でもいいですし、会ったこともない世界の経営者でもいいので、そういう人を目指して、頑張っていくことが成長するポイントだと思います。
2つ目に、目標は高く持ってほしいのですが、それは自分の中に秘めてもらい、「謙虚な行動を心掛ける」ようにしてください。何事も吸収していくという姿勢が大切です。謙虚な人には、情報が集まり、いいビジネスのチャンスにも恵まれます。特に、チームでの仕事が求められる中、いい成果を出せる人は、常にチームワークを意識した行動をとっています。
3つ目に、仕事に限らず「専門性を持った人になること」を目指してください。趣味とか人間関係とか、仕事とは関係の無いところでも、より強い専門性を持ってもらうことは、当社の業務にとって大きく役立っていくことも多いと思います。デジタルによって、情報格差がなくなっているこの時代だからこそ、深い専門性を持つことが重要です。そして、何より、その専門性は自分の人生を豊かにします。

是非、一丸となって、新しい博報堂DYグループを創ってまいりましょう。本日は、本当におめでとうございます。

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