ニュースリリース
2024年 博報堂ＤＹメディアパートナーズ社長年頭所感
発信元：
マーケティングビジネスの変革期に、新しい価値を提供し、世界をリードする
旧年中も、博報堂ＤＹメディアパートナーズに多大なるご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、このたびの令和6年能登半島地震により被災された方々、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様の今後の生活の安全と、一日も早い復興をお祈りいたします。
2023年度を振り返りますと、世界情勢の不安はまだ影を落としてはいるものの、新型コロナウイルス感染症は落ち着きの兆しを見せ、明るい光も見えてきた年だったと思います。
野球やバスケットボール、ラグビーなど数々の世界規模のスポーツイベントが実施され、選手の素晴らしいプレーは言うまでもなく、実際にその場に集まった人たちの熱量も相まって大いに盛り上りました。その熱量はメディアやソーシャルネットワークなどを通して、地域や時間を超えて広く共有されることで、世の中を動かす大きなエネルギーとなることを、改めて実感した年でした。
博報堂ＤＹメディアパートナーズは、生活者、企業、メディア・コンテンツホルダーの皆様と関わりながら、コミュニケーションのハブとなり、社会に新しい価値を提供していくことが役割だと考えています。
今、マーケティングコミュニケーションは、第四次産業革命のさなかで、社会全体に深く浸透し定着しているデジタルテクノロジーの進展も伴い、大きな変革期にあります。生活者のメディア接触行動は多様化し、企業のマーケティング課題は複雑化し、メディア・コンテンツホルダーの情報の届け方は多層化しています。これまでマーケティングビジネスにおけるデジタルテクノロジーはオンラインが主軸でしたが、オフラインにおいてもデータの捕捉が可能になるなど、その領域は拡大しています。
さらに、これまでは考えられなかったような大量のデータを学習し自ら創造することを可能にした生成系AIの登場によって、様々な業務は効率化され、提供できるサービスは高度化され、マーケティングビジネスは飛躍的に進んでいくでしょう。
そのようなマーケティングビジネスの歴史的な変革期に、私たちは広告領域でのＤＸだけではなくマーケティング領域のＤＸまで拡大した活動を実践していくことになります。しかし、このことは全く新しい動きではなく、これまで私たちが予見し、準備してきたことが力を発揮する時が来たということです。
メディアビジネスにおいて、博報堂ＤＹメディアパートナーズは、変化の一歩先を走り、競争に勝つだけではなく協調する部分も含めて世界をリードする存在でありたいと思っています。これまで整えてきた基盤をもとに、新たなマーケティングビジネス領域で社会に新しい価値を提供する実力は既に備わっていると自負しています。安全性、高いパフォーマンス、アドバンストテクノロジーを重点領域としながら、AaaSを中心としたマーケティングビジネスの高度化を実現します。
博報堂ＤＹメディアパートナーズは、生活者、企業、メディア・コンテンツホルダーの皆様と共に、社会全体が活性化するような新しい取り組みを進めてまいります。
本年も、博報堂ＤＹメディアパートナーズに倍旧のお力添えをいただけますと幸いです。
株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズ
代表取締役社長 矢嶋弘毅
