ニュースリリース

携帯端末向け地上デジタル放送・初の実証実験によるユーザー調査実施 携帯端末向け地上デジタル放送の視聴意向度84.4% 電車や駅ホームでニュース番組を見たい 62.2%
NEWS RELEASE

 TBS、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズは共同で、地上デジタル放送で実現可能となる「携帯端末向け地上デジタル放送」の視聴意向について、実際の放送実験を体験していただく形で本年10月に調査を実施いたしました。その結果、84.4%という高い視聴意向度を確認いたしましたのでご報告致します。

 
 本調査は、TBSおよび博報堂、博報堂DYメディアパートナーズが制作した「地上デジタル携帯端末向け放送コンテンツ」を、局地的試験電波にて送出し、検証したものです。また、調査は、180名の調査対象者に、調査会場にて三洋電機が試作した「携帯端末型受信機」で実際に放送された番組を視聴していただき、これによって各コンテンツ(番組・CM)を評価していただくという、リアリティの高い調査手法で実施致しました。
 この結果、「携帯端末向け地上デジタル放送を見たい:84.4%」「データ放送とインターネットサービスによる双方向機能を利用したい:81.1%」など、携帯端末における地上デジタル放送の視聴および双方向機能利用に強い関心が寄せられました。

 
 地上デジタル放送は昨年12月1日より関東・中京・近畿の各地区において、固定テレビ向けに高画質・高音質のデジタルハイビジョン放送、データ放送サービスなどが開始されています。
 一方、近い将来放送が開始される携帯電話などモバイル端末に向けた地上デジタル放送(携帯端末向け地上デジタル放送)は、8000万台を越す携帯電話ユーザーに向けた新しい形の放送サービスとして、またすでに普及している携帯インターネットと融合した「通信・放送融合サービス」の完成形として期待が高まっています。

 
 このような環境下、TBSおよび博報堂・博報堂DYメディアパートナーズは携帯端末向け地上デジタル放送の番組・広告など新しい放送サービス実現に向けた模索・検討を行うために、電波送出規格、受信機規格、コンテンツ制作規定など技術的要件が固まりつつある現段階で、いち早くリアリティのある試験放送環境の下での実験・調査を重ねております。
 今回調査に使用したコンテンツは、携帯端末向け地上デジタル放送の映像符号化方式に採用されたH.264によってエンコードされ、BMLを用いて制作されたデータ放送は通信サイトとの連携を実現するなど、実際の放送に近い形で制作いたしました。

 
 また、TBS・博報堂・博報堂DYメディアパートナーズは、「InterBEE 2004国際放送機器展」(11月17日から19日まで幕張メッセにて開催)に共同出展し、携帯端末向け地上デジタル放送に関し、様々な実証実験を行うとともに今回の調査結果の公表を行います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

これらのPDFファイルを参照するには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerはアドビシステムズ社より無償で配布されています。

PAGE TOP