ニュースリリース
テレビ・ラジオの接触は「オン・デマンド」「習慣」「バイ・チャンス」が三等分 ~ メディア環境研究所 「オン・デマンド視聴実態研究」 ~
発信元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(東京都港区、所長:中村博 以下メディア環境研究所)は、主要な7つのメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、PCからのWeb、携帯電話からのWeb、ハードディスクレコーダー)における、生活者のメディア・コンテンツ視聴実態を把握する「オン・デマンド視聴実態研究」を行いました。
生活者が一日に接触するメディア数は、3種類が33.6%でもっとも多く、ついで2種類(27.8%)、4種類(20.7%)となりました。
またこの分析では、生活者がテレビ番組などのメディア・コンテンツを、あらかじめ見たいと思っていた「オン・デマンド」型、いつも何となくみている「習慣」型、たまたま偶然に見た「バイ・チャンス」型、そしてジャンルだけを決めていたがたまたま見つかった「ジャンル」型、の4つに分類しました。
この結果、テレビ・ラジオのコンテンツに対する接触形態は、「オン・デマンド」「習慣」「バイ・チャンス」の3種類がほぼ均等になることがわかりました。今後、多メディア・多チャンネル化がますます進む中、「メディアとコンテンツの見られ方(「オン・デマンド」、「習慣」、「バイ・チャンス」)」を考慮して、各種の戦略を立案する必要があることが、当分析結果から示唆されます。(分析の詳細については下記参照)。
今回の研究は「CALL TO MIND METHOD」という、自由想起による記憶探索型の調査を実施。生活者個人の具体的なケースを積み重ねることによって、メディア接触の全体構造を把握する方法を開発しました。現在の生活者のメディア・コンテンツへの接触行動を、一人ひとりの実態に着目して正しく把握することが、「オン・デマンド視聴実態研究」の目的となっています。
メディアのデジタル化が進展することにより、今後ますます多メディア・多チャンネル化、およびインターネット上での新しいサービスが進むと考えられます。メディア環境研究所では、今後もメディア・コンテンツ環境と生活者との関係について研究を重ねていきます。