ニュースリリース

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所、 スマートデバイスの急速な普及に伴い登場した新しい生活者を「スマート・マス」と名付け、 「スマート・マス」の台頭により生まれる近未来の生活シーン「新・スマート八景」を発表
NEWS RELEASE

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(本社:東京都港区、所長:吉田弘)は、スマートデバイスの急速な普及に伴い登場した新しい生活者像を「スマート・マス」と名付け、「スマート・マス」の台頭により生まれる8つ新しい生活シーン「新・スマート八景」を発表しました。

 

スマートフォンは、昨年まではデジタル機器を使いこなす20代~30代や、就職を控えた学生などを中心に普及してきました。しかし、今年に入り、これらに加え10代を中心にした他の年代にも急速に普及しはじめています。

 

このようなスマートフォンの急速な普及に伴って、スマートフォンユーザーのサービス利用実態も変化しています。今回実施した「スマート・マス調査」によると、スマートフォンの購入時期が古いユーザーよりも、購入時期が新しいユーザーの方が、利用する有料アプリの個数が少なく、ビジネス向けアプリの利用率が低い一方、娯楽・コミュニケーション系アプリの利用率が高いということが分かりました。従来考えられていた先端的なスマートフォンの利用イメージとは異なり、生活シーンに密着した比較的気軽なコミュニケーションやサービスが浸透し始めていることが伺われます。また、高機能化が進むスマートフォンを使いこなせないと感じるユーザーも増加しつつあります。

 

メディア環境研究所は、今後スマートフォンが生活者の過半数に普及していく過程において、その利用シーンが「先端的な利用シーン」から「生活に密着したシーン」に変化していくものと予想しています。スマートデバイスは10代に加え主婦層・高齢層へとさらに普及していき、今後のサービス開発においては、生活に根ざした利便性を有する身近なコンテンツや娯楽性を有するコンテンツの開発が鍵となると思われます。このような現状を踏まえ、今後台頭が予測される新しい生活者像を「スマート・マス」と名付け、スマートデバイスを介しメディアと繋がる「スマート・マス」による近未来の生活シーンを、以下のような「新・スマート八景」として発表いたします。

 

 

<新・スマート八景>
1)楽・・・コンテンツに引き寄せられる生活者
2)視・・・ビジュアルで簡単にコミュニケーション
3)場・・・どこでも売り場、買い場になる
4)直・・・浸透するC to C直接取引
5)定・・・定額制のメディア・サービス
6)伴・・・いつでもどこでもコンテンツと
7)公・・・医療・教育分野のスマート化
8)裏・・・サービスそのものの見えない化

 

メディア環境研究所では、今後もメディア環境変化を調査し、次世代広告の兆しを発見することで、コミュニケーションのプラニング力とメディア効果を高めることにチャレンジしていきます。

 

メディア環境研究所ホームページ http://www.media-kankyo.jp/

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