ニュースリリース
コンデナスト・ジャパンとの共同プロジェクト 「ミレニアル世代」のファッション・ブランド意識調査を実施 ― 高級ブランドに関心の高い“ラグジュアリーミレニアルズ”の実態を分析し、 データマーケティングに基づく新しいソリューション開発にも着手 ―
発信元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:矢嶋弘毅、以下博報堂DYメディアパートナーズ)は、合同会社コンデナスト・ジャパン(本社:東京都渋谷区、社長:北田淳、以下コンデナスト・ジャパン)と共同で、西暦2000年以降に成人を迎える(1980年~2000年代初頭生まれ)女性の「ミレニアル世代」のファッション、ラグジュアリーブランドに対する意識や関心、購買行動や購買意欲に関する調査を実施いたしました。
本調査では、コンデナスト・ジャパンが有するラグジュアリーブランドに関心の高い、雑誌・WEB『VOGUE JAPAN』読者を中心とした「VOGUE JAPAN ID」メンバーと博報堂DYメディアパートナーズが有する「Querida」(※1)パネルの組み合わせから抽出したミレニアル世代の、上の世代との特徴の比較をしました。さらにファッション購買額が高いミレニアル世代を“ラグジュアリーミレニアルズ”、その中で年間50万円以上ファッション購買をするミレニアル世代を”スーパー・ラグジュアリーミレニアルズ“と名付け、ブランド意識や消費実態を分析しました。
<主な調査結果>
■1.ミレニアル世代の特徴
・ミレニアル世代の高級ブランドへの関心は、上の世代よりも高い
・ミレニアル世代にとって高級ブランドはステータスではなく、「自分を高めてくれるもの」。ブランド購入時に求めるイメージは「女性らしさ」よりも「上品」「シンプル」「スタイリッシュ」
■2.ラグジュアリーミレニアルズの特徴
・ラグジュアリーミレニアルズは教育熱心な家庭で育った、自立した会社員。旅行や音楽・アート鑑賞、外食等の様々な体験消費も重視
・ファッション情報源は雑誌メディア、ブランド公式サイト、ファッションサイト、SNS、店頭が重要なタッチポイントに
・スーパー・ラグジュアリーミレニアルズが好きなブランドを知った時期は、高校生以下が65%以上とコンシューマージャーニーの若年化が進行
・ブランド支持理由は、デザインや質のみならず、ブランドの歴史やデザイナーなど背景のストーリーも重視
今後も博報堂DYメディアパートナーズは、“ミレニアル世代”及び“ラグジュアリーミレニアルズ”をターゲットとした、ブランド評価やインサイト等を調査・分析するサービスを行ってまいります。さらに、データに基づくコンテンツ開発や、生活者DMP(※2)を活用した広告配信と広告効果の計測など、従来のメディアサービスを越えた新しいソリューションの開発を進めてまいります。
※1 Querida(クエリダ) :生活者についてのパネル調査データと Web 閲覧等のオンラインアクチュアルデータを統合、分析し、広告主にとっての新規見込み客を発見する「Querida Insight(クエリダインサイト)」と、そこに対して的確な広告配信を可能にする「QueridaPlanning(クエリダプラニング)」の2つのサービス
※2 生活者DMP(データ・マネジメントプラットフォーム):これまで博報堂DYグループが蓄積してきた独自の生活者データに、デジタルテクノロジーの進化によって入手可能となった「リアルタイム・365日の生活者の情報行動や購買行動のデータ」「メディアやコンテンツなどの接触・嗜好データ」と「先端テクノロジー」を掛け合わせた、あらゆるマーケティング活動を計画・実行・管理する上での基盤。
【調査概要】
■本調査(インターネット調査)
2016年12月13日~2017年1月30日
・Queridaパネル ミレニアル世代16~36歳 女性1549名/37~55歳 女性516名
・コンデナスト・ジャパンIDパネル 17~39歳の女性 302名
■デプスインタビュー:2017年4月
上記で抽出されたスーパー・ラグジュアリーミレニアルズ7名に対するデプスインタビューを実施