ニュースリリース
パネル調査データ・オンラインアクチュアルデータを統合・分析した新サービス 提供開始
発信元:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:大森壽郎)と株式会社博報堂(本社:東京都港区、社長:戸田裕一)の協働の取り組みとして“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力強化を担う「DATA WiNGS(データウィングス)」※1(以下DATA WiNGS)は、生活者についてのパネル調査データとWeb閲覧等のオンラインアクチュアルデータを統合、分析し、広告主にとっての新規見込み客を発見する「Querida Insight(クエリダインサイト)」と、そこに対して的確な広告配信を可能にする「Querida Planning(クエリダプラニング)」の2つのサービス提供を開始いたします。
これまで、ターゲット像の策定と(策定したターゲットへの)広告配信を行う際、パネル調査データとオンラインアクチュアルデータは分断されていました。そのため、「実際の行動履歴をもとにターゲット像を策定できない」「ターゲット像にどの程度リーチするのか事前に把握できない」等の課題を抱えていました。
それらの課題に対し、DATA WiNGSでは、「DATA WiNGSが独自で実施する大規模調査データ」「クライアントごとに実施する個別調査データ」「媒体社との取り組みにより取得したオンラインアクチュアルデータ」等を統合して分析することで、「実行動も加味したターゲット像の策定」と「ターゲット像へどの程度届くのかを事前に把握した上での広告配信」を実現いたします。
これにより、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズでは、マーケッターとメディアプラナーが一体となりクライアントのマーケティングを戦略立案から施策実施まで一貫してサポートすることが可能となります。
博報堂DYグループにとって、データドリブンマーケティング領域は次世代広告ビジネスを担う重要戦略領域です。DATA WiNGSは、これからも上記のような取り組みを通じて、「生活者データ・マネジメントプラットフォーム」を活用したサービスの充実を継続的に実施してまいります。
※1 DATA WiNGS(データウィングス)
博報堂DYグループ内の“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力強化の中核を担う組織である博報堂「生活者データマーケティング推進局」、博報堂DYメディアパートナーズ「データドリブンビジネスセンター」の総称。リーダーは、両組織の部門長である安藤元博。
■ サービス概要 ■
Treasure Data社の提供する「トレジャーデータサービス」の活用
博報堂DYメディアパートナーズは、主に、米Treasure Data社の提供するクラウド型データマネジメントサービス 「トレジャーデータサービス」を用い、パネル調査データ、Web媒体閲覧履歴データ、クライアントオウンドメディア閲覧履歴データ等を数十億行単位で収集、統合しています。DATA WiNGSは、こうした大規模なデータを柔軟かつ短期間で分析することで、下記二つをはじめとするアクチュアルデータを活用したマーケティングサービスを提供していきます。
■ マーケティング調査結果と実行動分析で潜在的な顧客像を発見する「Querida Insight」 ■
パネル調査から得られるデータに加えて、調査対象者のWeb閲覧行動等の”オンラインアクチュアルデータ”を追加して分析いたします。これにより、Web媒体のどのページカテゴリを閲覧しているか等、調査結果による質問回答結果だけでは得られない、生活者の実際のWeb閲覧行動を分析したうえでのターゲット像の策定をサポート致します。
■ Web広告配信においてターゲットに的確に届く設計を実施する「Querida Planning」 ■
パネル属性項目・アンケート回答項目から設定したターゲット像の含有率を、Web動画広告、バナー広告の広告配信セグメントで事前に把握することが可能になります。マーケティング戦略に基づいて設定されたターゲット像へ的確にリーチできる広告配信セグメントを、含有率の高低をもとに判断することができます。また、決定した広告配信セグメントに対しては、動画広告/バナー広告等の様々なWeb広告で直接リーチすることも可能になります。
(参考)
「博報堂の“生活者データ・ドリブン”マーケティング」に関する詳細は、こちらのWebサイトからご覧ください。
http://consulaction.hakuhodo.co.jp/theme/theme01/